つぼみがやっと・・・


ここに来て、温かい日と肌寒い日が交互にやって来て、少し心配していたのですが、桜はすでに盛りを過ぎ、りんごのつぼみも、やっとここまできました。

りんごの花も、その種類によって多少その色や咲く時期が違います。

我が家で栽培している品種ではまず、王林が真っ先に咲き出します。
王林の花は、他の品種に比べると、多少赤っぽいかも知れません。
ベテランの方ですと、その花の色形から品種を言い当てられるのですが、あたしは、残念ながら、まだその域には達していません。^_^;

一つのつぼみから、5〜6個の花が咲きます。が、中心にある花が一番大きく、その花の実が、やはり一番大きく、形も整って成長します。
したがって、花のうちに、中心花を残し、他は全部摘みとってしまう作業も行います。
花の大きさ、咲いている場所によって、大きな実になるかどうか、だいたいの見当はすでについてしまうのです。
花で摘み取れなかった物は、小さな実のうちに、なるべく早く摘んでしまします。養分が分散しないで大きな実にするためです。
また、種の周りには、来年の花芽を抑制するホルモンを出す機関があります。つまり、あまり沢山実をつけると木が弱ってしまいますので、りんごの木は、自分の生命を維持するために次の年は実の成りを少なくしょうとするわけです。この辺のメカニズムは、すごい!ものです。
が、人間は、次の年に少ない実を付けられるとたまりませんので、種が出来る前に、懸命に余分な実を落としてしまうのです。